2023.7.2
お中元の時期はいつ?関東・関西・九州で違う?地域ごとのルール
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大人のお付き合いのひとつとして、お中元やお歳暮を贈りあう文化は古くから根付いていますよね。
しかし、改めてお中元の時期はいつか?と考えてみると「なんとなくは分かるけれど、詳しく説明できない」ということもあるのではないでしょうか。
そこで、お中元の時期と基本マナーについて解説していきましょう。
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お中元の時期は地域によって変わる
お中元の時期と一言にいっても、実は「○日から」と明確に定義するのは難しいものです。
というのもお中元の時期は、地域によってもまったく違うためです。
例えば北海道では、7月の15日頃から8月15日頃までにお中元を贈ることが一般的とされています。
旧盆の時期を目安に、ゆったりと期間に余裕があるのが特徴です。
この期間以降に贈られるものについては「残暑見舞い」となります。
それに対して東北や関東では、7月のはじめ頃から7月の15日頃までが目安となります。
ただし近年では、お中元の配送が一時期に固まってしまうのを避けるために、さらに早まってきている傾向もあります。
場合によっては、6月頃から贈る人もいるようです。
その期間以降は「暑中見舞い」や、北海道と同じく「残暑見舞い」として扱われます。
北陸では地区によって、7月初旬~7月15日にお中元を贈る場合と7月15日~8月15日に贈る場合にわかれることもあるようです。
7月中旬以降がお中元の時期になる地域もあり
関西や東海地方、中国、四国では、北海道と同じように7月15日~8月15日に贈ることが一般的なようです。
ただしこちらも、近年時期は早くなっているようです。
場合によっては、7月上旬などの時期に贈るケースもあるでしょう。
そしてこちらも、8月16日以降の贈り物は残暑見舞いとなりますので間違えないようにしてください。
九州や沖縄では?
九州では、8月1日から8月15日頃が一般的なお中元シーズンとなります。
関東や東北の時期と比べると、1ヶ月も異なるため戸惑ってしまうかもしれません。
九州の方にお中元を贈るのであればこの時期を参考に、8月頃に届く様に手配しましょう。
ならば沖縄も九州と同じかと思えば、実は沖縄には独自の文化があります。
沖縄では、旧暦の7月15日までにお中元を贈るという文化なのです。
そのため旧暦にも十分注意して、早めはやめに用意しておきましょう。
お中元を受け取ったらお返しは必要?
お中元は一般的に、お世話になった目上の方に贈るものであることから、そのお返しは必要はありません。
代わりに受け取ったという旨の報告と、簡単でもよいので感謝の言葉を伝えましょう。
ただし友人や同僚のように明確に目上、目下という関係でない場合にはお返しをしましょう。
そのときは金額も同じくらいのものを用意し、相手に気を使わせないようにしたいものです。
近しい間柄であれば、カジュアルな贈り物やプレゼントでも構いません。
相手の好みを踏まえて、好みにあいそうな食べ物や日用品、小物などを贈りましょう。
ビジネス関係などの相手には、ノベルティグッズなどを添えてもいいかもしれません。
その際、しっかりお礼状を用意するとさらに印象がよくなるでしょう。
お礼状にはなにを書けばいい?
ビジネス関係などの相手に贈るお礼状では、次のような例文を参考に感謝を伝えましょう。
「拝啓
暑さの厳しい日が続きますが、皆様におかれましてはお変わりございませんでしょうか。
先日、大変素敵な贈り物を受け取りました。
家族一同、〇〇(受け取ったもの)が大好物なので、大変感謝しております。
その日のうちに早速いただきましたが、とても新鮮でみずみずしく、感動いたしました。
残りも家族とともに、大切にいただきます。
まだまだ暑い日は続きますので、くれぐれもお身体にお気をつけくださいませ。
略儀ながら、書中にて御礼申しあげます。
敬具」
上記の文章は、あくまでも目上の人などへ向けた例文ですのでより親しい間柄であれば、カジュアルな自分らしい表現で構いません。
近しい間柄であれば、あまりにかしこまった文章はかえって距離を感じてしまう可能性もあるため「とってもうれしかったよ!」というような表現でもよいでしょう。
相手に感謝が伝わる言葉を選んでみてくださいね。
まとめ
お中元の時期は地域によっても異なるからこそ、贈る相手の住まいをふまえて用意しましょう。
早めはやめに用意しておくことによって、焦らずに相手に届けられます。
そして受け取ったときには、必要に応じてお礼状やお礼の品も用意して感謝を伝えましょう。