2023.9.20
「粗品」とは?使い方とビジネスシーンで使える粗品の例
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人に物を贈るときや受け取るとき「粗品でございますが……」という表現を耳にしたことがあるのではないでしょうか?
一方で「粗品」という言葉の意味や使い方は曖昧なままという人もいるでしょう。
改めて「粗品」という言葉の意味を確認するとともに、使い方についても確認していきましょう。
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「粗品」の意味とは?
「粗品」には「粗末な品物」という意味があります。
意味としてはあまり上等なものでないもの、つまらないもの、たいしたことのないもの、を指しています。
粗品という言葉で指し示すのは、自分が用意したものに限ります。
いただいたものや、自分のものでないものを粗品と言い表すのは失礼に当たりますので注意してください。
「粗品ではございますが」と同じ意味合いの言葉として「つまらないものですが」という表現もあります。
こちらも、自分で用意したものをへりくだって表現するときに使います。
粗品という表現の使い方
粗品という表現は、ビジネスシーンでは贈り物やノベルティなどを渡す時に使われます。
例えば、ご挨拶でうかがった取引先の方にご挨拶の品を渡すにあたって「粗品ではございますが」と伝えるのは正しい使い方と言えます。
とは言え、本当に粗末でつまらないものを差し上げるわけではありませんよね。
相手に贈るものですから、相手を思い「好きそうなもの」「喜んでもらえそうなもの」をチョイスしているはずです。
しかし、たとえ親しい間柄であっても相手の気持ちを完璧に理解するのは簡単ではありませんから「絶対に喜んでもらえる」とは言い切れません。
もしかすると、受け取った相手に「あまりうれしくない」と思われてしまうかもしれません。
そうした可能性を考慮して、「もしかすると、好みに合わないかもしれないけれど……」という意味で粗品という表現を選びます。
だからといって、本当につまらない、適当なものを選ぶことはないようにしてください。
あくまで、心を込めて選んだ品物に対する謙遜であることを理解しましょう。
ただし、見るからに高価で高級なものを「粗品でございますが……」と渡すのは、嫌味に見えてしまいます。
粗品という表現を使うのなら、予算は3000円程度までに抑えましょう。
粗品という表現を使った文章や使い方
粗品という表現は「粗品ではございますが、ぜひお持ち帰りください」「粗品ではございますが、ご笑納いただければ幸いです」というように使います。
「粗品ではございますが、受け取ってください」というような表現が適切です。
また「粗品」はどんなものにも使える言葉ですが、特定の品物であれば「粗◯」と限定的な言い方ができます。
例えばお茶なら「粗茶ではございますが……」、お菓子なら「粗菓ではございますが……」というような表現ができるでしょう。
粗品におすすめアイテム
前述の通り、粗品として配布するのであればあまりに高額なアイテムは適していません。
それでは、どのようなアイテムなら粗品として配るのに向いているのでしょうか?
例えば、タオル類は粗品の定番と言えるでしょう。
企業や団体はもちろん個人でも、挨拶回りなどのタイミングで名入りタオルを作成し配る人は少なくありません。
タオルは年齢や性別に縛られることなく誰でも使いやすいアイテムですから、たくさん作りどんどん配る……というのも良いでしょう。
ただし、厚みのあるタオルはきちんとした贈答品に使われるものですので、粗品として配るのであればあえて薄手でコストを抑えたものにして差別化しましょう。
続いて、カレンダーもおすすめの定番アイテムです。
目につく場所に置くことを目的としたカレンダーは、高い販促効果を期待できることが魅力です。
受け取った人は毎日の生活の中で自然と企業名を目にする機会も増え、認知度向上が期待できます。
カレンダーは名入れスペースを広く取れるので、企業名やロゴだけでなく、住所や連絡先などの情報を入れるスペースも確保できるのが特徴です。
卓上のコンパクトなカレンダーは持ち歩きにも楽なので、展示会などで配るノベルティとしても活用できるでしょう。
こうした名入りノベルティを作成し、挨拶回りやイベント時に「粗品ではございますが……」と差し出すことで、相手の印象にしっかり残ることができるかもしれません。
まとめ
粗品とは、「つまらないもの」「粗末なもの」という意味を持つ、ビジネスシーンでも活用するタイミングの多い謙遜の言葉です。
用意した品物やノベルティを相手に渡す時「粗品ではございますが」という表現を使うことで、丁寧な対応を実現しましょう。
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